歯の表面に接着する小さい装置を「ブラケット」といいます。
矯正装置というと金属製のブラケットをイメージする方が多いかもしれませんが、最近ではブラケットが透明や白で目立たない審美性の高い装置を選ぶことが可能です。
また、審美ワイヤーを使用することで、さらに目立たなくすることもできます。
ブラケットとワイヤーを固定するモジュール(ゴム)には、たくさんの色があります。
来院ごとに色を変えたり何色かを組み合わせるなど、おしゃれに楽しむこともできます。
セルフライゲーションブラケットシステムは、従来のようにブラケットとワイヤーをゴムや結紮線で固定する方式ではなく、ブラケットに付属する金属の“蓋”でワイヤーを固定するシステムです。
従来型と比べるとブラケットとワイヤーとを固定する際に生じる摩擦抵抗が少ないため、歯の移動がとてもスムーズになり、治療期間の短縮が期待できます。
小さな力で歯が動くため、痛みも少なく、治療中のストレスが軽減されます。
従来の矯正装置は、ゴムや結紮線を使ってブラケットとワイヤーを一つずつ固定していたため、この細かい作業に時間がかかっていました。
セルフライゲーションシステムでは、ブラケット自体に付属している”蓋”を専用の器具で開閉してワイヤー挟み込む仕組みのため、施術時間を大幅に短縮することが可能になりました。
患者さんの負担も少なくなり、衛生的・審美的にも向上しています。
セルフライゲーション方式による矯正装置は、1990年代半ばにアメリカのデュイット・デーモン博士が開発し、その後もさまざまな改良が加えられてきました。
アルファ矯正歯科では、デーモン博士の開発したオームコ社製「デーモンクリア」のほか、日本のトミー株式会社製「クリッピーC」を使用しています。
デーモンシステムもクリッピーCも、「”蓋”を開ける→ワイヤーを入れる→”蓋”を閉じる」という簡単な設計で、施術中の痛みがほとんど生じないようです。
また、一つ一つのブラケットを結紮する必要がないため、施術時間も従来装置に比べ大幅に短縮されました。
矯正治療費・矯正期間は症例や治療方法により大きく異なりますので、コンサルテーション時に詳しくご説明いたします。下記はあくまで一般的な目安として参考にしてください。
矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用についてさらに詳しく記載しています。 こちらをご覧ください。