きれいな歯並びとしっかりとしたかみ合わせは、生涯にわたって健康な生活を続けるためにも大変重要です。
整った歯並びは、むし歯や歯周疾患を予防し、その後の歯科治療も正確にできるようになるため、歯の寿命を延ばすメリットがあります。また、自信を得た笑顔は表情筋を活性化し、エイジングケアの効果を与えます。
悪い歯並びやかみ合わせをそのままにしておくと、偏頭痛や肩こりなどさまざまな不定愁訴の原因にもなり、審美的な問題は精神的コンプレックスといったマイナス要因を引き起こします。しっかりとしたかみ合わせで物をかみ砕くこと(咀しゃく)ができるようになると胃腸への負担も軽減し、お口の周りの筋肉が鍛えられ、表情も美しくなります。
矯正治療のご相談にいらっしゃる患者さんは、たくさんの不安や疑問をお持ちです。治療法・装置・リスク・費用・治療期間・治療の開始時期など、気になることや心配なこともお一人お一人で異なります。
当院では、まず初めに審美・機能の両面で理想的な治療法をご説明いたします。その後、患者さんのご希望を踏まえた上で、状況に合わせた治療計画をご提案いたします。
また、いくつかの治療方法をご提案し、患者さんが最善の治療を選択していただけるよう、インフォームドチョイス(患者さんが複数の選択肢から治療方法を選択すること)を実践したいと考えています。
矯正治療中は歯磨きが難しくなることで、むし歯や歯周病のリスクが高くなります。
最近では、だ液から口腔疾患に対するリスクを調べ、予見性の高い口腔衛生指導を行うことが可能となっています。アルファ矯正歯科では、矯正治療を始める前にだ液検査を行い、個々の患者さんのむし歯リスクに合わせた予防管理を心がけています。
ライオン(株)が開発した多項目唾液検査システム(AL-55)を使用します。
う蝕(むし歯菌数・pH・酸緩衝能)、歯周病(潜血・白血球・タンパク質)、口腔清潔度(アンモニア)を調べ、むし歯や歯周病にならないために、お一人お一人のリスクに合わせて歯磨き指導と予防指導を行います。
フッ素はむし歯菌が酸を作るのを抑制し、歯の再石灰化を促進します。
乳歯や生え変わったばかりの永久歯では、フッ素が歯に取り込まれてフルオロアパタイトが形成され、酸に強い歯(=むし歯になりにくい歯)になります。
歯ブラシでは落ちなくなった古い汚れは、汚れの膜(バイオフィルム)を形成します。
このバイオフィルムは、むし歯や歯周病の原因菌の住処となりますが、ご自宅のケアでは取り除くことができません。そのため、当院では徹底的な歯のクリーニング(PMTC)を行い、汚れや着色を落とします。それにより歯の表面はツルツルになり、汚れも歯磨きでサッと落ちるようになります。
当院では、きれいな歯並びを維持できるよう治療が終わってからも経過観察を行っています。
ご希望に応じて定期的な歯のクリーニング(PMTC)やホワイト二ングなど、治療後のさまざまなご相談にもお応えいたします。